アクセス 閉じる
順番予約のご案内
診療案内

Bスポット治療

(上咽頭擦過療法)

TreatmentsTreatmentsTreatments

Bスポット治療(上咽頭擦過療法)

Bスポット治療(上咽頭擦過療法)

上咽頭とは、ちょうど鼻とのどの間にある部位のことをいいます。
この場所は呼吸をする際に最初に空気が体内に入ってくるところです。そのため、外界からの異物(埃やウイルス等)の影響を受けやすく、炎症をたびたび起こしたりします。
しかし、上咽頭は扁桃腺などと違い自分でのどを鏡で見ても確認できない部位のため、上咽頭炎があってもそれを自覚することが難しく診断がつかないまま慢性的な炎症が続くことがあります。慢性的になると、以下の症状が起こりえます。

該当する症状

●鼻からのどに粘液が下りてくる感じ(後鼻漏)、早朝の痰がらみ、鼻づまり

●のどや鼻の奥の違和感・痛み、のどに何か貼りついたような感じがする

●耳がつまる、ぼーっとする感じ

●頭重感、肩こり

●倦怠感、長引く体の不調

Bスポット治療について

このような慢性の上咽頭炎に対して、塩化亜鉛という薬品を上咽頭に塗るという治療があります。
この治療法をBスポット治療といいます。最近はEAT(上咽頭擦過療法)と呼ばれることもあります。Bスポット治療は、通常、週に1~2回で、全体で10~15回程度を目安に行われます。

またBスポット治療は、先に示したような、のどの不快感や後鼻漏などの他、以下のような症状にも効果を示すことがあるといわれています。

IgA腎症

IgA腎症

IgA腎症は、小学校高学年以後に多く発症する慢性糸球体腎炎の中で最も頻度の高い病気です。 蛋白尿・血尿によって発見されるケースが多いです。

掌蹠膿疱症

掌蹠膿疱症

手のひら(手掌)や足の裏(足蹠)に水脹れや膿疱と呼ばれる膿が繰り返しできる病気です。周期的に良くなったり、悪くなったりを繰り返します。

慢性疲労症候群、自律神経失調症

慢性疲労症候群
自律神経失調症

不規則な生活習慣やストレスなどにより、自律神経のバランスが乱れるために起こる、様々な身体の不調のことを指します。全身的症状としてだるい、眠れない、疲れがとれないなど、病気の出かた人により様々です。

新型コロナウイルス感染症の後遺症

新型コロナウイルス感染症の後遺症

新型コロナの罹患後症状は、罹患時から持続する症状と、回復した後、新たに出現する症状があります。 倦怠感 · 頭痛 · 息切れ・動悸 · 味覚・嗅覚の障害 · 脱毛 · 物忘れ・考えがまとまらないなど、症状の”出かた・程度”はさまざまです。

※感染予防の観点からコロナウイルス感染後2週間以内はBスポット治療を行っておりません。

Bスポット治療を希望される方

Bスポット治療を受けるための内視鏡検査

当院にお越しの際に、「Bスポット治療」を希望する旨をお伝えください。まずは症状を伺い、上咽頭の状態を内視鏡で確認し、Bスポット治療の適応の有無を判断致します。
当院では、内視鏡検査に先端が極細の軟性内視鏡(電子スコープ)を用いるため、検査自体は痛みが殆どなく、検査後すぐにスコープで撮影した画像を見ていただけます。

Bスポット治療の注意点

上咽頭炎の改善につれてBスポット治療時の痛みと出血は基本的に軽減されます。また、Bスポット治療は補助的な治療法です。服薬・ネブライザー治療などの現在受けている治療は継続していただく必要があります。

治療の注意点

・上咽頭の炎症が強い場合には痛みが数時間~翌日持続する事があります

・治療後に口や鼻から少量の出血を認めることがあります

・一時的な症状増悪や頭重感等を生じる事もあります

・食事や飲み物は治療をした後の制限はありません。治療後すぐに飲んだり食べたりしても構いません。